しあわせのパン
なーんか疲れていたり、理由もなく気持ちが落ちてしまったりしたとき
わたしは、スカッとするものや感動ものはあまり見れません。
余計に疲れちゃう(笑)
多分、感情がいっぱいいっぱいで、感情を揺さぶるような仕掛けがされている映画や本はキツイんだと思う。
そんな時にお勧めの映画です。
北海道の月浦という洞爺湖の近くの町のカフェを営む夫婦を中心に、静かで淡々とした、でもとても穏やかな日々が主人公の夫婦を中心に描かれます。
と言っても、一応小さいながら波風は立ちます。
ただ主人公夫婦が、ヒーロー的に活躍して問題が解決するわけでもないし、大団円みたいな結末になるわけでもない。
ただ、それぞれが、それぞれに新しい一歩を踏み出す。言ってしまえば、そんなお話です。
生きていると、いろいろあるよね。そしてそれは、残念ながらきれいに解決できるものばかりじゃない。
だけどそう悪いことばっかりでもないよ。
そう、思わせてくれるような、ちょっとほっとできる静かな映画です。
こころが疲れたときに見たくなる、大人のおとぎ話、かな。
ちなみにこれに出てくる水縞くん。
大泉洋さんの演技も相まって、なのですが、まあ、もう、とっっっても優しい!
こういうのをねー「イイ男」って言うんだよーーー!と叫びたい(笑)
ま、現実にはそりゃあ、そういないわけですが。
なお、この映画の舞台になったカフェ、実在するらしいです。
いつか行ってみたいなと思ってます。